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測量

測量

基準点測量

基準点測量とは、「すでにある基準点」から「新しい基準点」を作る作業の事です。また、「すでにある基準点」(既知点)どうしの種類や距離、「新しい基準点」(新点)どうしの距離に応じて、1級基準点測量~4級基準点測量に区分されています。

※1級基準点測量により設置される基準点を1級基準点・2級基準点測量により設置される基準点を2級基準点と言います。

基準点とは

基準点とは、地球上での位置や高さ(海面からの)が正確に測定されている電子基準点、三角点、水準点などから構成されたものであり、私達が行う測量の「基準」となるものです。

電子基準点

電子基準点とは、GNSS(Global Navigation Satellite System:全世界的衛星測位システム)衛星からの電波を連続的に受信するGNSS連続観測点です。外観は高さ約5mのステンレス製で、最上部にはGNSS衛星からの電波を受信するアンテナが設置されており、内部には受信機と通信用の機器が格納されています。また、基礎部分には「電子基準点付属標」と呼ばれる金属標が設置されており、トータルステーションを使用する測量においても利用できるようになっています。このような電子基準点は、全国に約1300ヵ所設置されています。

三角点

三角点とは、山の頂上付近などの見晴らしの良い所や国道などに設置された経度、緯度、標高が正確に求められたものであり、道路の建設などの公共事業を行う際にはなくてはならないものです。また、三角点には一等、二等、三等、四等と種類があり、全国に約109,000点設置されております。※ちなみに日本で一番高い三角点は富士山山頂にあります。点名:二等三角点「富士山」 標高:3775.5m

水準測量

水準測量とは、「すでにある水準点」から「新しい水準点」を作る作業の事です。

※1級水準測量により設置される水準点を1級水準点・2級水準測量により設置される基準点を2級基準点と言います。

水準点とは

高さを求める測量を行うときに基準とするものが「水準点」です。水準点は国道や県道などに沿って約2kmごとに設置されており、高さが正確に求められています。水準点は全国に約17,000点設置されており、日本の水準原点は東京都千代田区永田町1-1国会前庭北地区内(憲政記念館付近)にあります。標高は現在24.3900mとなっています。

弊社の特徴

  • 基準点測量や水準測量は範囲が広く、高い精度を求められています。資料調査や現地の状況から綿密な測量計画を立て、安全にも配慮した正確な測量を行っています。
  • 測量成果をもとに正確でわかりやすい成果品を納めています。
  • 「基準点」や「水準点」は皆様の大切な財産や生命を守る公共事業等を行う際の大事な基準です。これらの測量を行う際には全国共通のルール(作業規定)がありますが、地方公共団体により独自のルールを設けている自治体もあり、各方面に豊富な実績を有しています。

現地測量

現地測量とは、現地の状態、建物、地形の形状、位置、高さを測定して、決められた一定の縮尺により地形図等の作成に必要な数値地形図データを取得する作業です。
現場状況により、トータルステーション、GNSS測量機、電子平板等を用いて、データを取得します。また災害現場等の立ち入りが困難な場所では、ノンプリズム測量機を使用し迅速に高精度の数値データを取得し数値地形図を作成します。
作成される縮尺においては、1/250、1/500、1/1000が標準の尺度になります。

弊社の特徴

  • 高精度で作成された数値地形図に基づいて、各種設計業務、地元説明等の詳細な資料を提供致します。
  • 従来の手法による地形、地物等を2次元の平面で図面を作成するものと、先進技術【3Dレーザースキャナー、無人航空機(ドローン)】を使用または、併用することによりさらに詳細で高精度な3次元のデータを取得、解析し3次元での数値地形図データを作成。その利用目的に沿った図面を提供致します。

確定測量

確定測量とは、隣地所有者や道路・水路を管理する官公署と境界の立会い・確認を行い、境界標(コンクリート杭等の土地の境界を示す目印)の設置をするとともに、自分の土地の境界を全て確定させ、形状や面積を明確にすることを言います。

皆さんが所有している土地の周りに、境界標はありますか?
家を建て替えたりブロック塀を設置しようとした時、境界標が無いと隣地所有者等とトラブルになることがあります。また最近では土地を売却するとき(必ずしも必要ではありません。)実測による売買を不動産会社や買主から求められることが多くあります。
また分筆登記(一つの土地を二つ以上の土地に分割すること)をする際には、必ず確定測量を行わなければなりません。

弊社の特徴

  • 当社では「民間紛争解決手続き(ADR)」の代理関係業務を行うための研修を受け、法務大臣の認定を受けた土地家屋調査士や、公共測量(国・公共団体が行う測量)等の経験豊富な社員が、様々な資料を精査し公平な立場で業務にあたります。

先進技術

測量技術は、角度(方向)と距離を計測して紙の図面に展開する方法から、デジタル機器を利用し、観測データのデジタル化・計算処理を自動化する電子図面へと移行を果たしました。近年は国土交通省の推進するi-Constructionの観点から、計画、調査、設計段階、さらにその後の施工、維持管理の各段階における3次元モデルの導入が推進されています。これにより、事業全体に渡る関係者間の情報共有の容易化や一連の建設生産システムの効率化・高度化が実現することになります。

さらに弊社では、CIMモデルに利用するための測量方式(3次元測量)車載写真レーザー測量(MMS)、空中写真測量、航空レーザー測量、地上レーザー測量や、UAVを用いた空中写真による3次元点群測量、UAVレーザー測量、航空レーザー測深、マルチビーム測深、その他新たな計測手法等を用いた3次元対応の測量を行っています。

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